2020/04/25 00:17

①新鮮な水を沸かします。沸騰がおさまってから手順開始です。
※沸騰したてですと、ポットからお湯が噴き出します。必ず沸騰がおさまってから開始してください。


②ペーパーフィルターのシール目を折り曲げ、ドリッパーにピッタリとセットしサーバーの上に乗せます。


③沸かしたお湯でまず紙を万遍なく濡らします。サーバーにお湯が落ちきったらお湯は捨てます。
※ペーパーフィルター特有の臭いと味をとるのと同時に使う器具の温め効果のためにやります。



④杯数分のコーヒー粉を先ほど濡らしたペーパードリッパーの中に入れ、平らにならします。

1人分はおおよそ10g〜13gです。当店の基本は10gで計測しています。


手順④まででお湯の温度が95度前後に落ち着いていると理想です。

(よく言われる80度程で抽出させますと甘みは増しますが、飲んだあとのキレは悪くなるので当店ではそれよりも高温の95度前後で抽出しています。高温ですと苦味が出やすいですが、抽出時にいわゆるドーナッツを崩さないようにお湯を静かにゆっくり注ぐとうまくいくと思います。)



⑤細口のコーヒーポットで、お湯をコーヒーの粉全体に行き渡るようにゆっくりと注ぎます。
ドリッパーの下からコーヒーがポタっと落ちる程度です。

※おおよそではありますが粉と同量のお湯を入れると数滴落ちるとおもいます。


⑥タイマーをスタートさせ、冬で暖房があまり効いてない時は40秒程、それ以外の快適な室温の時は30秒程コーヒーを蒸らします。


⑦蒸らしたらいよいよ抽出開始です。

お湯を「◯」を描くよう3回に分けて杯数分注ぎます。暫くして湯面が下がり、中心部分が少し凹んできたら再度注ぎましょう。

お湯の高さ(ポットから粉まで15cm〜20cm程度)と太さを一定に保つことができれば完璧です。

1回目。
中心にお湯をゆっくりと、ゆっくりと注ぎ、蒸らしたコーヒーを更に膨らませます。モコモコの泡が落ち着いてきたら1円玉ほどの小さな「◯」を描くイメージでゆっくりと注いでいきます。出来上がりのコーヒーの4割程のお湯を入れたら一度止めます。

暫くしてモコモコの湯面が下がり、中心部分が少し凹んできたら再度注ぎます。

2回目。
先程作った1円玉の◯からお湯を入れます。少しずつ広げて500円玉の大きさの「◯」を書くイメージでゆっくりとお湯を注ぎます。出来上がりのコーヒーの7割程のお湯を入れたらまた止めます。

暫くして湯面が下がり、中心部分が少し凹んできたら再度注ぎます。

3回目。
2回目の円とほぼ同じ要領で中心からお湯を注ぎます。500円玉の大きさの「◯」を書くイメージでゆっくりとお湯を注ぎます。出来上がりのコーヒー量より多めに入れます。


⑧出来上がりの杯数分までコーヒーができたらドリッパーをサーバーから外します。

ドリッパー内のコーヒー抽出液の表面上に浮かんでいる細かな粉や泡はアクや雑味です。サーバーに落とさないために、最後まで抽出しきるのは止めてください。(このために手順⑦の最後で注ぐお湯の量を出来上がりのコーヒー量よりも多くしていただいています。)

以上が当店でドリップして提供している際の手順になります。
頑固な焙煎士の珈琲豆に合うように入れておりますので、当店の豆では美味しく入れていただけるかと思います。ご参考までに^ ^